【図解100連発】 仕事ができる人の報連相講座

仕事ができる人の報連相のコツをシンプルな図解で伝えます

033_自分の影響下にある部下を見ている

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部下の報連相ができていないので困っています。どうしたらいいですか?

上司のみなさんから、よくそんな相談をいただきます。

しかし、部下を見ている、職場を見ているといっても客観的な部下を見ているのではありません。あくまでも(上司である)自分の影響下にある部下を見ているのです。

部下がよく働く、さっぱり働かない、と言ってみても、もしかしたら自分の下にいるときの彼らがそうなのであって、自分以外のもっと優秀な上司がこのポストについていたら、部下の動きは変わっている、ということは十分ありえます。

社会心理学者のクルト・ㇾヴィンは「人の行動は、その人と、その人の置かれている環境との掛け算で決まる」と言っています。そういうときの環境ですが「企業人にとって最大の環境は上役なり」という名言があります。部下の報連相が良いとか悪いとかいってみても、そうさせているのは上役自身であるのかもしれません。

 

●クルト・レヴィンの法則

社会心理学者のクルト・レヴィンは、人の行動(Behavior)は、その人の能力や性格(Person)のみならず、その人の置かれている環境風土(Environment)に大きな影響を受けるとして、環境風土が人間に与える影響を、下記の関数式で示しています。
B=f(P・E)

B:Behavior P:Person E:Environment