【図解100連発】 仕事ができる人の報連相講座

仕事ができる人の報連相のコツをシンプルな図解で伝えます

068_自己表現力を身につける

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ある仕事で、上司から「このやり方で進めるように」という指示がありました。しかし、あなたには「上司のやり方よりも、こっちのほうがよい」と思う、別の方法があります。さて、どうしたらいいでしょうか?

自分がベストとは思っていない方法を黙って服従的にやるのは、できる人のすることではありません。しかし上司を批判していたずらに論争していては、お互いの関係を傷つけるだけです。

引っ込み思案にならず、かといって攻撃的にもならず、自他を尊重しながら自分の意思を正直かつ率直に表現していく、柔軟な対応が求められます。お互いが自分の気持ちを正直に出し合い、譲ったり譲られたりしながら合意点を探りだすやり方を「自己表現(アサーション)」といいます。

自己表現が必要になるのは、何も上司との場面だけではありません。「プロジェクトチームの一員として議論を重ねているが、自己主張の強いDさんとか、Cさんの意見には口を出しにくい。ときには思い切って異論を出したとしても、たいてい最後は自分のほうが引き下がり、そこでまとまることが多い(いつもいつも気持ちを正直に出せなくて、あとで悔やんでしまう)」といった経験はありませんか。

そうならないために、自分の意見を率直に出せる自己表現力を身につけて、質の高い相談ができるようにしましょう。