【図解100連発】 仕事ができる人の報連相講座

仕事ができる人の報連相のコツをシンプルな図解で伝えます

074_目的や状況、相手に応じて

f:id:mnakatomi:20160304162400j:plain質の高い報連相は、マニュアル的な対応ではできません。状況とか、内容によって適切な判断が必要となってきます。

報告の仕方でも、仕事の状況、組織の状況、環境認識、相手である上司や部下との人間関係の良し悪し、あるいは顧客の好みやタイプ、行動の傾向、その報連相の内容の重要度とか、緊急度、影響度などなど、もろもろの状況の上に立っての判断が問われるのです。

例えば、Aさんに対してよい報告の仕方が、Bさんに対しては(Aさんと同じ報告の仕方では)悪い報告になることがあります。また5W1Hが大切であると言われてきましたが、相手が3Wだけ求めているならば、3Wがよい報告の仕方となります。

報連相はやり方の問題であり、同時に内容の問題です。「自分の意見を持って(報連相しよう)・・・」といっても単なる思い付きの意見より、複数の代替案のなかから吟味し選択した1案の方がより質が高いものです。その際の選択は、何のために、という目的に照らしてこそ適否の判断ができるのです。

質の高い報連相は、質の高い仕事の進め方そのものです。できる人は、目的や状況、相手に応じて手段である報連相のやり方を考えながら、効果的な仕事の進め方をしています。