080_相手の目的に応じて
できる人は「目的」によって報連相の仕方を変えています。目的には「相手の目的」と「自己の目的」の2つがあります。
まず「相手は何を求めているのか?」、この点をあきらかにすることが重要です。私たちは、相手の目的を満たすために報告するのですから相手の目的、求めるところに合えば、よい報告になります。
相手の目的は、相手が具体的に示してくれることもありますが、いちいち言わなくてもわかっているはずだ、とはっきり言わないことが普通です。したがって、普段から相手の考え方をよく理解し、全体状況や背景をつかんでおく必要があります。
「上司が(目的を)言ってくれないから、ちゃんと報告できない」と嘆く依存的な人もいますが、仕事の目的は、自分で明確にしなければなりません。わからなければ、質問や確認するなどしながら目的を明確すればよいのです。「顧客が(目的を)言ってくれないから、ちゃんと報告できない」とは言いませんし、それを嘆いていたのでは、仕事になりません。
できる人は、仕事の目的を自分で明確にしています。相手の目的によって報連相の仕方を変えています。効果的な進め方をすることで仕事の成果を出しています。