【図解100連発】 仕事ができる人の報連相講座

仕事ができる人の報連相のコツをシンプルな図解で伝えます

034_相談の4つの段階

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日々、現場でやりとりされている報連相をよく観察してみると、さまざまなことが見えてきます。相談の場合、その内容はいろいろですが、大きく4つに分けることができます。

まず最初は《依存的相談》です。部下が上司に「どうしましょうか?」というのは、上司に頼った依存的な相談です。しかし、新人のときには、遠慮せずにわからないことを上司や先輩に積極的に尋ねましょう。

そして中堅にもなれば「自分はこうしたいと思いますが!」といった《自立的相談》へと進みましょう。

相談は下から上だけではありません。社内外の異質・異能の人の知恵と力を借りて、自分一人ではできない大きな仕事に取り組むのが《互恵の相談》です。自立人間同士、お互いの個性、持ち味、強みを活かして、シナジー(相乗効果)で問題を解決しながら成果を上げるのが互恵の相談です。

さらに「どうしましょうか?」といった依存的な相談に対して、見返りを求めずその相談に応え、他者を助けるのが《支援の相談》です。

人間は産まれても、一人では生きていけません。母親をはじめ周りの人たちに依存しながら生きて成長するにつれて自立していくのです。企業人も同じです。誰もが、新人の時代があります。経営幹部や管理者、上司のみなさんは、自分が新人であった頃の依存のお返しとして、部下に対して支援の相談を心がけてください。支援の相談をつづけていれば、人が育ち、成果のあがる組織やチームになります。

最後に、もう一度依存するのが人間です。高齢になり介護を受けるという依存もあります。また、誰でも人生の卒業は周りの人のお世話にならないとできません。自分一人では、できません。