054_事実をつかむ
相手の発言が、事実でない(相手の発言≠事実)場合もあることに注意しましょう。相手の表現力には限界があります。質問することで、客観的事実をより正確につかむことができます。効果的な質問で、より多くの事実を知ることができます。
たとえば「大勢の人がいました。」という相手の発言に対しては、「大勢とは何人ぐらいですか?」と質問すればよいのです。もしも相手の発言の意味がわからなければ「〇〇とは、どういうことですか?」という質問を繰り返せば、事実は次第に明らかになってきます。
相手の言っていることが客観的事実なのか、それとも、相手が意味づけている意見なのか、質問によってつかみましょう。たいていは、事実と意見が混在したり、融合したりしていることが多いからです。