089_知ってはいたが、ついうっかり
報連相のトラブルで、一番多いのは、何だと思いますか。それは、確認ミスです。正確な統計結果ではありませんが、私の見聞きしたところ、これがダントツです。
仕事をするうえで「確認する」ことは、誰しも “基本のキ” と心得ているはずです。しかし実際には、この基本ができていません。これが現実です。
知ってはいたがついうっかり、怠ってしまった。いつものことだから、相手もわかっているはずと思い込んでいた。ほんの小さな確認のミスが、あわや大事故になるところだった、顧客の信用をすっかり失くしてしまった。みなさんにも心当たりがあるのではないでしょうか。
ある企業では、報連相だけでは不十分である、報連相したら必ず確認するように、ということで「報連相・確」という言葉を、合言葉にされていました。報連相したら確認を欠かさないようにすることを習慣づけようとされているのです。
このように「確認」は、一々、考えてするようなものでなく、常に反射的にできるように習慣化することが大切です。できる人は、この基本ができています。