【図解100連発】 仕事ができる人の報連相講座

仕事ができる人の報連相のコツをシンプルな図解で伝えます

097_相手の話を黙って聴けない

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自分の話をよく聴いてくれる人には、誰しも、よい印象を持つものです。聴く態度や姿勢に好感を持ちます。信用につながります。

会話が、弾む人と、いまひとつ弾まない人がいます。もっと話したい人と、それほどでもない人がいます。よくしゃべる人が、会話の上手な人というわけではありません。会話は、お互いのやり取りで成り立っているからです。

自分の言いたいこともあれば、相手の言いたいこともあります。会話の上手な人は、自分の言いたいことを言う前に、相手の言いたいことを聴いています。黙って聴いています。しかしこの黙って聴くことができない、難しい、という人がいます。ついつい、自分の言いたいことが先に出てしまうからです。

自分の言いたいことを言う前に、相手の言いたいことを聴く。相手の話を黙って聴くためのコツです。3つあります。

1.相手の話に割り込まない

2.相手の話を否定しない

3.相手が話しやすいスペース(間)をつくる

相手の話が終わらないうちに、話を遮って、割り込む人がいます。自分の言いたいことで頭が一杯になるからです。本人に、そのつもりはなくても、遮られた方は、わかります。「あぁ、この人は、人の話を聴けない人だな…」と思われても仕方ありません

「ちょっと、いいですか?」と言いたくなったら、相手の話が、相手の言いたいことが、終わっているのか、いないのか、いまどのあたりなのか、考えてみます。観察です。相手の様子を十分に確認し、タイミングを見計らって自分の話を切り出します。

次に、相手の話を否定しないことです。「でも、」とか「しかし、」という言葉が浮かんできたら要注意です。そんな時は、自分の言いたいことで頭が一杯になりはじめています。相手の話が終わるまで、言葉を控えます。相手の話に耳を傾けることに意識を集中します。

最後は、相手が話しやすいスペース(間)をつくることです。話しやすい「間合い」をつくる感じ、そんなイメージです。自分と相手との間に少しだけ距離、空間を意識をすることで、落ち着いて話を受け取ることができます。

相手の話を黙って聴けない。難しい。気がつけば、いつも自分の方がたくさんしゃべっているという人は、ぜひ、チャレンジしてみてください。