100_手段思考でなく目的思考で
できる人は「目的思考」です。目的を明確にして報連相しています。
私たちは、とかくやり方・手段へ思考が直行する「手段思考」になりがちです。できる人は、まず「何のために」という目的をあきらかにします。そして次に、そのための手段・方法を考えます。これが「目的思考」です。
肝心なのは、目的です。目的があきらかでなかったり、わかっていないと、やり方・手段を考えるとき、的確な判断ができません。
ときどき、上司が目的を言ってくれないから…という依存的な人がいます。自分の仕事の目的は、自分で明確にしなければなりません。仕事はあくまでも主体的に取り組むことが大切です。自立した「しっかりした自己」であることが求められます。
そのうえに立って普段から上司や顧客、相手の考え方をよく理解し、全体状況や背景事情も掴んでおく必要があります。巧みなアプローチで目的を確認しなければ わかりにくい場合もあるでしょう。あきらかにするのは目標ではありません。目的です。「目標は目的追求の手段なり」という名言があります。覚えてお きましょう。