105_行動パターンを理解する
できる人は、相手の性格や考え方、行動パターンに応じて報連相のやり方を変えています。
相手の性格や考え方は変えられないので、自分の接し方を柔軟に変える。できる人が実行していることです。こちらの接し方を固定してはうまくいかないことを、経験的に知っているからです。できる人は、これを報連相でも実行しています。
仕事の進め方や報連相のやり方には、その人の性格や考え方があらわれます。その人なりの行動パターンとして定着しているものです。良し悪しはありません。それぞれの持ち味です。
□即断即決型 結果だけの簡潔な報告を好む即断即決の人
□社交対話型 社交的で明るく口頭での対話的報告を好む人
□安全安定型 波風が立つのを嫌い、安全安定指向の人
□資料分析型 一部始終を詳細に知りたい理詰めの人
相手の行動パターンを理解して、報連相のやり方を柔軟に変えましょう。
自分自身にも、いずれかの行動パターンや傾向があるはずです。あなたは、どのタイプでしょうか。自己理解が進めば、他者理解は深まります。自己理解が深まるということは、自己の思考や行動の特徴がわかり、人との違いが納得できるようになるということです。すると、相手の行動パターンも日頃の言動からおよその見当がつくようになります。そうなると、相手のタイプ別に接し方をある程度変えるとができるようになり、対応が効果的になります。
それと同時に、自分の行動パターンがわかれば、自分の行動を、ある程度コントロールできるようになります。性格を変えるのではありません。行動で、かなりカバーできるのです。