020_相談するときの基本心得
相談を受ける人は、こんなことで困っています。
> 相談がない。そこまで悩んでいたなら、なぜ相談にこないんだ。
> もう手遅れだ。相談に来るのが遅すぎる。
> 勝手に実行した後で相談に来る。それは事後報告だろー。
> ポイントがはっきりしない。訊くと本人もわかっていない。
> 自分の意見を通したいのだろうか。何度も同じ相談にくるので困る。
> いま忙しいんだ。自分の都合だけで長々と話しかけないでほしい。
> 自分は、どう考えているのか。いつもいつも指示待ち相談では困る。
> 相談する相手が違う。そんな問題は答えられない。
> あの件はどうなったのかな。相談するだけして、結果報告がない。
あくまでも、相手があっての相談です。相談するときは、こんなところに気をつけましょう。相談するときの基本心得です。3つあります。1)相手の状況をよく見て、2)相談内容を整理して、3)あとで必ず結果報告、の3つです。
1つ目の基本心得は、相手の状況をよく見て、相手の都合を訊いてから、相談にのってもらうこと、です。自分の都合だけで、相談をはじめてはいけません。それに相手が忙しい場合、いくら相手が相談に応じたくても、相談相手になってもらえないからです。
次に2つ目の基本心得は、相談する内容を、よく整理してからすることです。わかりにくい相談は、相手にとっては迷惑です。また、相談の目的を明確にして自分の意見を持って相談しましょう。そして、自分の相談したいことを話すだけでなく、相手の話にも、よく耳を傾けましょう。
最後、3つ目の基本心得は、相談したら必ず結果を報告する、です。結果報告が、次につながります。また困ったときには、快く相談にのってもらえます。よい人間関係は、よい報連相の上にできます。できる人は、そのことを知っています。そして、知っているだけでなく、実践しています。